屋久杉の着物用タンス - ほぼセルフビルド*ふたりでつくった家・猫・暮らし ほぼセルフビルド*ふたりでつくった家・猫・暮らし屋久杉の着物用タンス

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2018年 10月 19日 (金) 12:06 | 編集
母から黒留袖、付け下げ、道行、
さらに叔母からの形見分けで紬を3枚譲ってもらったので、
太郎母からいただいた松本箪笥に着物が収まらなくなりました。
なのでこの半年、ヤフオクや古道具屋で桐の箪笥を探していました。
古道具屋にあるものは4000円程度と安いですが、
今使っている松本箪笥と同じく3つたたみ用の小さい箪笥だし、
隙間だらけなので、いい着物をきちんと保管するのには不向きです。
どうせ買うなら、2つたたみできちんと収納できるものが欲しい。

でも、いわゆる婚礼家具の桐の箪笥や、ケヤキのこってり民芸箪笥だと、
我が家にはあまり合いそうもありません。
伝統工芸士の作る加茂桐箪笥とか、ものすごく作りが良いのですが、
状態がよくなくてもヤフオクでも5万〜8万円で、
送料と税込で7万〜10万円という感じだし、
我が家のインテリアに合うかというと、ちょっと微妙。


屋久杉の和箪笥

で、ヤフオクで見つけたのが屋久杉の箪笥です。
山王産業のもので、見た目が好みです。うちに合う〜。
塗装は拭き漆仕上げでいい感じです。
最終的に、3000円代、送料込みでも2万円以下で手に入れることができました。
デッキに荷下ろししてもらって、2時間半ほど検品&掃除&修繕をしてから、
家の中に入れました。

箪笥金具

屋久杉は貴重なので屋久杉部分は突き板合板で、
木目が浮き上がる”うづくり”になっています。
内盆などは無垢の桐で、背板や底板等は桐合板です。
この手の情報はオークションページの説明書きにはないのですが、
画像を見て想定内です。
引き出しの金具はかなり緑青がふいているので、銅でしょうね。
コテコテし過ぎなくていいい感じの金具です。
緑青も味わいがあって好きですが、どういう状況でここまで錆びるんだろう?
本体の木部が無事なのがすごいわ。

底裏の角の部分の合板が虫食いで1箇所ぐずぐずになっていたので、
それは削り取って、家にあった合板をつけました。
ところで、底の裏部分は掃除が全くされておらず、恐ろしい状況でした。
ヤマトのおにーさんは部屋まで設置してくれるようなのですが、
デッキに置いていってもらって正解だったわ。
家具はキクイ虫やカビのチェックもしたほうがいいので、
設置前の細かな検品は必須項目です。

下段の引き出し2つは、きつくて開閉ができませんでした。
きちんと作ってある和箪笥なので、摺り桟方式じゃなく、
1つ1つがきっちり箱と箱になっていて、逃げのない仕事です。
普通底板なんて、浮かせて仕込むもんだと思ってたけど(汗)
擦れていそうなところに、ロウソクのロウを丁寧にこすりつけ、
全ての引き出しをそれぞれ入れてみて、
スムーズなところに決めて行きます。
大抵の引き出しって、入れるところが決まっていて、
番手が振ってあるもんだと思ってたけれど、
それがないので、どこでも入るように仕込んであるのかな。
うーんすごい。引き出しの仕込みってすごく難しいんですけど。

ロウと引き出しの入れ替えで、スムーズに開け閉めできるようになりました。
やったー!!!最初はどうなることかと思った。
緻密に作ってあって空気が抜けないので、
最後の1つを閉めると、空気圧で他の引き出しが開きます。
上画像の引き出しが、なんとなくバラついているのはこのせいです。
指先一本でスムーズに閉まるのが最高の仕込みなので、
開閉が重いこの箪笥は今ひとつなのですが、
本当にきちんと作ってあるんだなぁと感心しました。
もっとも、使っていた環境でも違うとは思うんですけれどね。
緑青ふいてた位だから、相当湿度が高いところで使ってたと思う。

それにしてもいい買い物でした。
私は自分で手入れできるので、価格的に大満足で大当たりです。
妥協せずに、探した甲斐がありました。
でも、出品者のストアの情報は不十分で、
掃除が不十分、まわり縁の欠損、引き出しは渋くて開かない、
といったマイナス要素の説明がなかったので、
もしも即決価格4万で落札してたら、がっかりしていたと思う。

でも、この手の中古の和箪笥は、
ヤフオクくらいでしか手に入れられないので、
ギャンブルになってしまうのは仕方がありません。
別の加茂桐箪笥は、出品者のリサイクル業者が、
車で1時間だったので商品を見にいってから入札したけど、
それをいちいちやるわけにもいかないしね。
かなり古かったし、説明にない背板の割れがあったので、
私が出せるのは2、3万だと思ったけれど、確か6万円以上になってた。
でも、新品が150万すると思うと、十分安いけどね。
その時に落札できなかったおかげで、
この屋久杉の箪笥が我が家に来たので、結果オーライです。

地震時の転倒防止に壁と固定をしてから、
着物を入れました。
自分で設計・施工をした家だし、家具も作れるので、
両方の構造を把握した上でしっかり固定しました。

Comment
この記事へのコメント
素晴らしい素敵なタンス!!! これが3000円代って信じられない。でも手入れができない人が入札していたら、ダメでしたものね。 きちんとした人にわたってよかった。^-^
桐の箪笥、祖母の上に2棹あったので知っていたらただで差し上げたのですが、でもこちらの箪笥の方が絶対にSakiさんのおうちには似合ってる気がする。 祖母のものはとても良いものですが、典型的な着物ダンスです。 アンティーク。)最初、その箪笥を祖母の遺品整理の時に開けようと思ったら閉まらなくなって、このタンス壊れてる〜って言ったら母に笑われました。母は苦なく開け閉めできるのですが、私はできないのです。和ダンスってすごい精巧な芸術作品ですよね。
2018/ 10/ 20 (土) 15: 50: 30 | URL | tom # -[ 編集 ]
tomさんへ
今回落札した箪笥は、自分でなんとかできる程度で大当たりでした。
実物を見ておらず結局ギャンブルなので、ハズレじゃなくてよかったです。
この箪笥は、揃いでもう1棹が出品・落札されていたのですが、
そっちは大丈夫だったのかなぁ?
引き出しが開かなくて、使い物にならないって思われてなきゃいいけど。

親や祖母の着物の桐たんすを持て余している人は、きっと多いですよね。
tomさんのお祖母様のが2棹あったのですね。
アンティークな典型的な着物の箪笥も惹かれます。
箪笥に限らずですが、私は新しいものより、
何年経ってもきちんと使えている古いものの方を信頼してます。
箪笥の開け閉めは、確かにコツというか慣れがいりますよね。
2018/ 10/ 22 (月) 08: 58: 36 | URL | Saki # -[ 編集 ]
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